肥満になる・肥満になり易い人の食習慣

肥満になってしまうような人には共通した食習慣というものがあると言ってよいかもしれません。食習慣が原因で肥満になってしまう方は、肥満を解消するためには、まずなによりもこれまでの自分の食習慣を見直して正してやることが必要になると言ってよいでしょう。
肥満になり易い食習慣を改めないで続けている限り、いくら肥満のためのダイエットに取り組んでも目覚しい効果は期待できないと思います。肥満になってしまう、あるいは肥満になり易い食習慣について指摘すれば、

  1. 早食いをする
  2. よく噛まないで食べる
  3. 間食をする
  4. 食事制限が不規則

といった点を挙げられます。

 

「早食い」は肥満の元!?

「早食いは肥満になる!」とは、これまでの調査から実証されていることです。「食べる速さと体重」との相関関係を調査した報告では、「普通の食べる速さの人」の平均した体重と「早食いの人」の平均体重とを比較してみると、「早食いの人」の方が男性のケースでは約3.9キロも体重が重くなり、女性でも約3.2キロも体重が重いといった結果になっているのです。
この調査において注目すべきは、「食べる量が同じでも食べるスピードによって体重の増え方が違ってしまう!」ということなのです。つまり、「早食いの人」の方が、同じ量を食べても体重が増えてしまう!ということです。一般的に、早食いをする人は、つい食べ過ぎてしまうことで肥満につながってしまうと考えられていました。が、この調査報告によれば、食事量とは関係なく、食べるスピードが太る原因、肥満の原因になってしまうことなのです。「早食いのクセ」は「肥満クセ」につながるということです!

 

よく噛まないと肥満になる!?

よく噛まずに食べることも肥満になる食習慣となります。それは、よく噛んで食べないと満腹感を得難いことから、ついたくさん食べ過ぎてしまうことになってしまうからです。食べ物を噛むと、この情報は脳に伝わり、神経伝達細胞であるヒスタミンが分泌されることで満腹中枢を刺激して満腹感が得やすくなるのです。逆に、よく噛まずに食べるとヒスタミンの分泌が遅くなるので満腹感を得るためにたくさん食べてしまうことになります。

 

間食は肥満に通じる!?

間食の食習慣が肥満に通じてしまう理由は、間食するものが糖質や脂質が多くて、カロリーも高めのものとなってしまうからです。たとえば、間食の代表的な食べ物としては、ケーキやポテトチップスなどがあります。
このような間食の食べ物はすべて脂質が多く糖質も高いものとなります。そして、間食だけで1日に必要な摂取エネルギーの3分の1〜4分の1くらいを摂取してしまう高カロリーなものとなってしまうので、間食を毎日するような食習慣の人は肥満になり易いと言って過言ではないのです。また、1日3食とって、さらに間食をしてしまうような食習慣だと、常にカロリーの摂取過多となるので必然的に肥満へとつながってしまいます。

 

不規則な食事は太るもの!?

不規則な食習慣は肥満のもとです。たとえば、「夜食は太る」と言われていることは、そのメカニズムが明らかにされているのです。不規則な食事と肥満の関係性では、脳や脂肪細胞にたくさん存在しているタンパク質のBMAL1(ビーマルワン)の働きが影響するのです。
このBMAL1は日中は少なく、夜間になると増加します。そして、BMAL1が増える時に食事をとる食習慣だと、脂肪細胞などに脂質を取り込む働きも活発化してしまうので太りやすくなってしまうのです。そのことから、不規則な食習慣を改めて、1日3食決まった正しい時間帯に食べるようにしてBMAL1が少ない時に食事するようにしましょう。
ちなみに、BMAL1は、朝に起きて太陽の光を浴びると減少するので、不規則な食習慣においては、特に夕食に時間帯に注意して、夜遅くには食べないことが大切になります。遅くても、夜8時から9時くらいまでには夕食をとる習慣にしたいところです。夜11時過ぎに夕食を食べる食習慣だと、BMAL1が増えた状態で食べることになるのでカロリー過多となって肥満になり易くなってしまいます。